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2011年2月24日木曜日

マニフェスト Tips

RADWIMPSじゃなくてHTML5のキャッシュ。

やっとmanifestファイルを使ったキャッシュを組み込めました。

Offline resources in Firefox - MDC Doc Center
Safari Client-Side Storage and Offline Applications Programming Guide: HTML 5 Offline Application Cache

前回のエントリでjQuery Mobileを使ったぐっと来た.ccの話をしましたが、その時はmanifestが簡単に組み込めなくて断念してたんですが、移動中だとやっぱり遅さが気になるんです。

どうすれば簡単にmanifestを使ったキャッシュを使えるのか、ASP.NET MVCのアプリケーションに組み込めるのか、悩ましいところでしたが、なんとかかんとかキャッシュできました。

ローカルストレージを使ったりした、送信データのキューイングはまだ実装してないので、常時オンラインである必要があるのでOffline Applicationではないんですけどね。

gu

↑これ。

アプリの作り方として、ヘッダ部が認証状態に合わせて変化する+コンテンツ部も同じく認証状態によって内容が変化するので、Ajaxでそれぞれの部分を取得するようにメインページの実装を変更しました。こうすることで、メインページ(manifestを指定しているHTML)がキャッシュされてても、認証により変化する部分は都度リクエストがとんでキャッシュされずに済むようになります。ここまでは結構普通なんですけど、ここからjQuery Mobileに合わせた実装が必要になります。

と、いうのも動的にDOMを生成したとしても、それだけではjQuery Mobileのスタイルが適用されないから、です。はてさて困ったものです。いろいろ試して見つけたのが $.mobile.page() という関数。これを呼ぶことで対象のエレメントに対して強制的にjQuery Mobileのレンダリングを適用させることが出来ました。

JQM FAQ

javascript - jQuery Mobile - Dynamically creating form elements - Stack Overflow

素晴らしいですね。

ただ、素直にAjaxで取得したPartial htmlに対してpage()適用したりしちゃうと、ChromeでjQueryのコンフリクトエラーが発生!だめか~と思ったけど$(document).page()とすればあっさり解決。

今回の実装だと2つのPartialを取得するので、それぞれのリクエストの完了を待ち合わせが必要。リクエストのたびにレンダリングすればいいんだけどカッコ悪いじゃないっすか。そんな時にjQuery 1.5で追加された便利な関数があることを思い出した。

$.when(…).then(…);

jQuery.ajax() – jQuery API

新しく実装されたDeferred Object。jqXHR素敵すぎ。whenに同期したいDeferred Objectを並べて($.get()の戻り値とか)おくと、すべてが完了した時点でthenに渡したfunctionが実行される優れもの。

あとUnobtrusive validationをクライアントサイドでの動的フォームに適用するには $.validator.unobtrusive.parse(document); を呼び出しておくことも注意事項ですね。

Brad Wilson: Unobtrusive Client Validation in ASP.NET MVC 3

他にも面白そうなTipsがあったらエントリします~。

2008年7月29日火曜日

IsMvcAjaxRequest

ナオキさんのサイトで取り上げられていたので、流行りに乗っかっていこうと思います! ASP.NET MVC Preview 4からAjaxが少しとりいれられてます。

クライアントサイドはMicrosoft Ajax Libraryがベース。 これの使いどころはやっぱり部分更新ですよね。ASP.NET AJAXならUpdatePanelのような動きと言えばわかりやすいかな?

とにかく動かしてみることにしましょう。 まずは、Preview 4のプロジェクトテンプレートで新しいプロジェクトを作成。 そしたら、AccountControllerとHomeContoroller、Views/AccoutとViews/Homeとか出てきます。 Views/Homeの中には最初に表示されるIndex.aspxとAboutページのAbout.aspxが出来てます。 とりあえずHomeControllerのIndexアクションとViews/Home/Index.aspxだけを使って試してみることにします。

初期のIndexアクションは↓。

public ActionResult Index()
{
ViewData["Title"] = "Home Page";
ViewData["Message"] = "Welcome to ASP.NET MVC!";

return View();
}

Index.aspxは↓。

<asp:Content ID="indexContent" ContentPlaceHolderID="MainContent" runat="server">
   <h2><%= Html.Encode(ViewData["Message"]) %></h2>
   <p>
       To learn more about ASP.NET MVC visit <a href="http://asp.net/mvc" title="ASP.NET MVC Website">http://asp.net/mvc</a>.
   </p>
</asp:Content>

なんとまぁ、スッキリしたものが出てきますわ。 ※ViewData["Title"]はShared/Site.Masterで使ってますよ。 で、ページにFORMを張り付けてPOSTさせてみよう! IndexアクションでPOSTした値を取得してViewDataに入れようじゃないですか。

public ActionResult Index()
{
 ViewData["Title"] = "Home Page";
 ViewData["Message"] = "Welcome to ASP.NET MVC!";
   
 ViewData["result"] = "";
 if (Request.HttpMethod.ToLower() == "post")
 {
   ViewData["result"] = string.Format("こんにちは、{0} さん!", Request.Form["yourName"]);
 }

 return View();
} 

↓これをIndex.aspxに追加(</p>の後に)。

    <% using (Html.Form("Home", "Index"))
      { %>

      名前は?<%= Html.TextBox("yourName") %>
      <input type="submit" value="ぼたん" />
      <span id="result"><%= ViewData["result"] %></span>
    
   <%} %>

こんな感じですね。POSTしたyourNameをViewData["result"]入れて、それをspanタグ内に表示するものです。ここまではすんなりです。 img.aspx

↑こんな表示になるんで、テキストボックスに適当になんか入れて「ぼたん」押すと、↓こんな感じでボタンの横に表示されます。

img.aspx2 とびっきり普通の処理です。

ここからです! IndexアクションへのPOSTが発生した場合、ブラウザからのものなのかXMLHttpRequestからのものなのかを簡単に判別する方法として、Request.IsMvcAjaxRequest()というのがあるので、それを使うことにします。 なので、Indexアクションを変更。

    public ActionResult Index()
   {
     ViewData["Title"] = "Home Page";
     ViewData["Message"] = "Welcome to ASP.NET MVC!";
   
     ViewData["result"] = "";
     if (Request.HttpMethod.ToLower() == "post")
     {
       ViewData["result"] = string.Format("こんにちは、{0} さん!", Request.Form["yourName"]);
        if (Request.IsMvcAjaxRequest())
         return Content((string)ViewData["result"]);
      }

     return View();
   } 

↑太字の部分が追加したコードです。 差を分かりやすくするのに、Index.aspxには追加でAjax.Formを入れることにします。 なので、Index.aspxの全体は↓。

<%@ Page Language="C#" MasterPageFile="~/Views/Shared/Site.Master" AutoEventWireup="true" CodeBehind="Index.aspx.cs" Inherits="MvcApplication5.Views.Home.Index" %>

<asp:Content ID="indexContent" ContentPlaceHolderID="MainContent" runat="server">
   <script src="/Content/MicrosoftAjax.debug.js" type="text/javascript"></script>
   <script src="/Content/MicrosoftMvcAjax.debug.js" type="text/javascript"></script>
 
   <h2><%= Html.Encode(ViewData["Message"]) %></h2>
   <p>
       To learn more about ASP.NET MVC visit <a href="http://asp.net/mvc" title="ASP.NET MVC Website">http://asp.net/mvc</a>.
   </p>
 
   <% using (Html.Form("Home", "Index"))
      { %>

      名前は?<%= Html.TextBox("yourName") %>
      <input type="submit" value="ぼたん" />
      <span id="result"><%= ViewData["result"] %></span>
    
   <%} %>
 
   <% using (Ajax.Form("Index", new AjaxOptions { UpdateTargetId = "result2" }))
      { %>
    
      名前は?<%= Html.TextBox("yourName") %>
      <input type="submit" value="ぼたん" />
      <span id="result2"><%= ViewData["result"] %></span>
    
   <% } %>
 
</asp:Content>

これを実行すると2つのテキストボックスとボタンが表示されます。 img.aspx3

フォームも2つあるからそりゃそうですね。 最初に上段のテキストボックスとボタンに”さる”と入れて上段のボタンを押します。

img.aspx4

ボタンの横に両方とも”さる”と出ます。 続いて、下段のテキストボックスに”いぬ”と入れて下段のボタンを押します。

img.aspx5 小さすぎて見にくい...。 まぁ、それはいいとして、下段だけが"いぬ"になりましたね。 結果だけを見ると分かりにくいんですけど、実際にコードを書くとですよ、上段のボタンはページ全体をPOSTで取得するのに対し、下段はボタン横のテキストのみAJAXで取得して書き換えてる動きになってるのが確認できると思います。

dotnetConf2015 Japan

https://github.com/takepara/MvcVpl ↑こちらにいろいろ置いときました。 参加してくださった方々の温かい対応に感謝感謝です。